鶴の恩返し?
2024年12月15日 日曜日 雪
先日社会人1年目のお客様の来店がありました。
わりと久しぶりのご来店。
試着の際に脱いだコートの下から見覚えのあるシャツを着ており、買ってくれたシャツかとお礼を伝えたら実はそうでなく。
数年前に着なくなった大量の服を店で差し上げた事がありその時に来てくれた様で、インスタにて先の通販による詐欺窃盗被害に遭った件を知ってくれ、その時のお礼を兼ねてお買い物に来てくれたそう。
けっこう感激。
どんなに美しい言葉を並べても人の本質は態度と気持ちと行動だという事を教えて貰いました。
それは社会的立場や組織での地位、どんなに素晴らしい経歴にも勝ること。
相手の立場や地位を聞いて心が動く時は少なからずスケベ心があるけれども、自分に向けられた態度、気持ち、行動は心の底から揺さぶられます。
そこには年齢など関係なく歳を重ねていても若くてもその人の自身の本質や思考がそうさせる、そう思ってます。
返って年齢を重ねた分こうすれば、このタイミングで声をかけたら人は喜ぶだろうというテクニックだけは達者になる。
僕はサービス業という立場柄や普段からのキャラでその様な事には気が付かないフリをしなければならないけど、言葉と行動の相違には敏感でいなければならないと思ってます。
それは相手の真意を理解することであり、発した言葉を鵜呑みにしないで求めている事を言葉だけではなく雰囲気から察し、そして本当に求めている(欲しいもの)事を理解しなければならないからです。
例えば白いシャツが欲しいと言葉では言っていても実は「デートに来て行く為のなにかが欲しい」が本心の場合がある様に、その人にとってデートに着ていくもの=白シャツだと思い込んでいる場合があるために、その人自身の本当のニーズは実は白シャツではなくデート用の何かの可能性があるからです。
もちろん白シャツがニーズの場合もあるけれど、雰囲気や態度からそれらを察する必要があります。
話しを戻して、差し上げた時にもわりと着込んでいたしそのシャツがその後どれほど着てくれたか分かるほどに相当に着こまれていて、試着中に「そのシャツもう捨てていいんじゃないです?」と冗談で言ったら「コレはせっかく頂いたもので学生時代お金が無くてヘビロテした思い出のシャツなので破けても直して着ます」と涙腺決壊しそうな返答。
そして「このシャツと合わせられるものを買いに来ました」と完全に涙腺決壊案件。
帰りしな満足そうな顔で「ボーナス全部使いました」と最後に伝えてくれて、最後店の隅っこで私ひとりでシクシク泣いてました(心で)
相手にかける美しい言葉やねぎらいの言葉は、時に相手にではなく自分の満足のためにある様に、たとえ拙(つたな)く言葉足らずで少々乱暴でも言葉の真意を知る事が出来ればきっと誤解はなくなり、本心を理解する事が出来るのだと思います。
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