ただ続ける。
2025年3月12日 水曜日 快晴 10℃
ライディングハイのスウェットが再評価されている。
店を始めて2年目からなので16年続けて来た古参のお取引き先。
店を始めて10年くらい経った時のこと。
某ブランドのデザイナーから「店として次のステージを目指すならライディングハイとは手を切るべきだ」と言われた。
また先輩からは「いまは売れてるかも知れないけどそのうち売れなくなると思うよ」とも言われた。
総じて大きなお世話なのですが、言わんとしている事は分かりました。
分かりましたがそれは表面的なデザインしか見ていないことも分かりました。
ライディングハイの代表がどの様な意思や思いや気持ちでブランドを運営し製品作りに取り組んでいるのか分からないから結局は出来上がって来ている商品にしか意識がいかないのだと思います。
新しいものが古くなる傾向が強いこの仕事で確かにベーシックなデザインは時間と共にその新鮮さを失い飽きも感じさせてしまいます。
だからブランドも生地屋さんも店などなどもまつわる人たちすべてがそこに工夫を凝らす事に邁進する訳ですが、一方で飽きてしばらくクローゼットに眠っていたモノが再び陽の目を浴びるのもまた面白い点です。
例えばリーバイスのジーンズの様に、コンバースのキャンバスやラルフローレンのオックス、チャンピオンのスウェットの様に名門と呼ばれるモノは何度だって蘇って来ます。
反対意見を恐れながら、しかしここでは見ている方が少ない事を良いことに言わせて貰うとライディングハイにはその名門に通じるにおいの様なモノや雰囲気を感じます。
これは16年前から変わらない事で、たとえばウエアハウスやフルカウントのジーンズ、東洋のハワイアンにも感じる事です。
名門に憧れ思いを馳せた者がそこに着手する事。
現在の名門よりも、かつての名門が作り出していた物作りに近づくこと。名門よりも名門を作る。
それがいつのまにか「オリジナル」になっていくのではないかと。
様々な情報や風潮や時流を感じ、他業種の諸先輩方や同業者からの話しや経験談を聞いて、やはりこの仕事は新しいものが古くにしかならないのか?と、半ば諦めに近い気持ちを持ち続けて来ながら途中方向転換も視野に、しかし同時にそこにどう抵抗するかを諦めきれずに考えながら17年やって来て大半の上手くいかないことの中から少しづつ分かって来た事もあります。
その答えの一つが今回のライディングハイの再評価。
そしてヒューズデンに来てくれているお客様をもっと信じる事。
なぜならば15年も前に作られた製品が一度マイナーチェンジしながらも大きなモデルチェンジはなく、15年経った今まさに選んでくれている方達がいる事が何よりの答えだからです。
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